トークショー

3つのソーシャルレンディング事業者、SBIソーシャルレンディング、OwnersBook、クラウドクレジット。 各事業者の方が登壇するトークショーがありました。

今回は、トークショーのざっくりとした内容、ソーシャルレンディングへの投資初心者目線で感じた2つのことをご紹介します。

資金使途がファンド選びのポイント(SBIソーシャルレンディング)

ソーシャルレンディングへの投資にはいくつかのリスクがあります。 貸付先の元本返済・利息支払い不能(信用リスク)が、一番のリスクではないでしょうか。

SBIソーシャルレンディングには、貸付先を決定する社内基準があるのだそう。 決定する際、ポイントとなるのが貸付先の資金使途。 なぜなら、資金使途が決まれば、貸付から返済までのストーリーが明確に決まるはずであり、 そこがあやふやだったりすると危ない。

現状、ネットに公開されるファンドの情報から、投資者がリスクの有無を明確にするのは難しいのではか、とのこと。

ソーシャルレンディング事業者の信用(OwnersBook)

ファンドを選ぶ際、ソーシャルレンディング事業社をどこにするかはポイントの一つ。 OwnersBook、ロードスターキャピタルが上場した理由の一つは投資家の信頼を得るためなのだそう。

ソーシャルレンディング投資のリスク低減 = 分散投資(クラウドクレジット)

クラウドクレジットには、デフォルトしたファンドがあります。 しかし、これまでのすべてのファンドを総計するとリターンはプラス。 分散投資することがポイントになるとのこと。

ソーシャルレンディングへの投資初心者目線で感じた2つのこと

1. ”自分なりのリスクとリターンのポジショニング ”

トークショーで話題にあがったのがFunds。 Fundsの貸付はリコースローンのため貸し倒れリスクは、他のソーシャルレンディング事業者のファンドと相対的に低め。 リターンも相対的に低め。 Fundsのファンドへの投資者の反響に、「リターンの低いファンドにもニーズがあるのだな」と3社の方々も注目しているのだそう。


投資者目線で感じたこと一つ目は、自分自身がとれるリスクとリターンのポジションを決めること。

リスクとリターンが異なるファンドがある中で、自分にはどの辺があっているのか、ポジションを決めた方が、投資効率がよさそうです。

2. ”自分なりのリスク低減策 ”

ネットに公開されるファンドの情報は以前よりクリアになりつつあります。

しかし、「公開されている情報から確実にリスクの有無を判断するのは難しいのではないか。」「ファンドの貸し倒れリスクをゼロにするのは困難」とのこと。 

 投資者目線で感じたこと二つ目は、リスク低減をどうとるか、です。

"このソーシャルレンディング事業社のファンドなら大丈夫だろう"というのは危なさそうです。 例えば、現状デフォルトしたファンドがないことは、必ずしも、今後もデフォルトしないというわけではありません。

貸付先の資金使途、借入から返済までのストーリーを自分なりに理解し、リスクとリターンに納得感が得られるようにする。分散投資。など、自分なりのリスク低減策を講じたほうがよさそうです。

さいごに、ソーシャルレンディング投資は、ほったらかしにできますし、不労所得にはピッタリです。 リスクとうまく付き合いながら活用したいですね。