事業者選び
ソーシャルレンディングが気になるけど、どんな事業者があるの?
そう思うかもしれません。

ソーシャルレンディング事業者(以下、事業者)は、事業者ごとに違いがあります。 例えば、扱う商品(ファンド)の業界、利回り、リスクの低減策など。

「1万円からはじめられる」と手軽さがアピールされることもあるソーシャルレンディング。

ソーシャルレンディングは元本保証ではありません。 リスクがあります。

リスクの一つは、事業者リスク。 リスクを減らすために、事業者選びはしっかりしたいですね。

実績が貸し倒れ、期失ゼロの事業者があります。 だからといって、今後、貸し倒れや期失がゼロとは限りません。 期失ゼロという実績があるから安心、というのは不安があります。

今回、私が投資している事業者をピックアップ。 2020年3月版、事業者の概要、実際に投資している私が感じる事業者ごとのポイントをお伝えします。


SBIソーシャルレンディング

運営会社SBIソーシャルレンディング株式会社。SBIグループが100%株主
過去のファンド不動産担保ローン事業者ファンド、カンボジア・マイクロファイナンスローンファンド、地方創生ローンファンドなど
利回りのレンジ(参考)2.5~10.0%
サービス開始2011年
特徴・東証一部上場、SBIホールディングスのグループ会社。
・融資残高415億円(2020年2月末)

【ここがポイント】
2011年からの実績、SBIグループ。

CrowdBank

運営会社日本クラウド証券株式会社
過去のファンド再生可能エネルギー発電ファンド、不動産担保型ローンファンドなど
利回りのレンジ(参考)3.5~6%
サービス開始2013年12月
特徴これまで元本割れなし

【ここがポイント】
2013年12月から事業を継続。これまで元本割れなし。

OwnersBook

運営会社ロードスターキャピタル株式会社。東証マザーズ上場。不動産の自己運用・仲介・コンサルティングなどを行っている総合不動産会社。
過去のファンド不動産投資。渋谷区マンション底地、千代田区オフィスなど
利回りのレンジ(参考)2~6%
サービス開始2014年9月
特徴日本初の不動産特化型ソーシャルレンディングサービス

【ここがポイント】
運営会社は東証マザーズ上場

CREAL

運営会社株式会社ブリッジ・シー・キャピタル(以下BCC)。不動産アセットマネジメント会社
過去のファンド不動産投資。老人ホーム、保育園、キャンプ場、旅館など
利回りのレンジ(参考)3~5%
サービス開始2014年9月
特徴・不動産投資に必要な情報が「明確」。物件情報は詳細に公開されます。
・優先出資、劣後出資。投資家の投資金を優先出資。BCCの投資金を劣後出資(10%~20%)。想定どおりに投資金が返済されない場合、 投資家の投資金より先にBCCの投資金が棄損されます。すなわち、リスクが低減されます。

【ここがポイント】
物件情報が明確

Funds

運営会社ファンズ株式会社
過去のファンド大阪王将ファンド、イントランス・バケーションズ京町家ファンドなど
利回りのレンジ(参考)1.5~6%
サービス開始2019年1月
特徴ファンドを組成企業は、上場企業グループが多い

【ここがポイント】
ファンド組成企業が上場企業グループであり、ファンド組成企業がデフォルトなどにならない限り融資金が返済されます。 ただし、元本割れのリスクがゼロというわけではありませんのでご注意ください。

さいごに

事業者をいくつかご紹介しました。可能な限りリスクを減らし、自分自身がリスクに納得してソーシャルレンディングを活用したいですね。