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投資法のひとつ、ソーシャルレンディング(以下ソシャレン)において、国内運用総額は伸びています。

しかし、大手事業者がトラブルを起こし、廃業になりました。

そのような状況で、
ソシャレンは危ない?
ソシャレンは怪しい?
という方がいるかもしれません。

セミリタイアを目指し、ソシャレンに1,000万超投資中のもん(@saborumon)が、ソシャレンのリスクと対処法を考えます。

✔ソーシャルレンディングには大きく3つのリスクがある
✔リスクをゼロにはできない
✔投資前にリスクチェックする
✔リスクチェック漏れを防ぐ目的で、リスクチェック表を作成した

まとめるとこんな感じです。

まいど!


参考記事:そもそもソーシャルレンディングとは?という方は↓
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ソーシャルレンディングの3つのリスク

✔運営会社リスク
✔貸し倒れ・遅延リスク
✔流動性リスク

ソシャレンには、大きく3つのリスクがあります。

※その他、ファンド固有のリスクもあります。例えば、海外ファンドの場合、為替リスク、カントリーリスクなど

運営会社リスク

ソシャレン運営会社がトラブルを起こすリスクです。

例えば、かつて存在した事業者「みんなのクレジット」は、貸し倒れが生じた際、元本を大幅に下回る価格で債権譲渡したため、投資家の元本が大幅に失われることになりました。

また、事業者が倒産した場合、投資家の資金回収は困難になり、元本が欠損することも念頭におきましょう。

貸し倒れ・遅延リスク

借手企業がお金を投資家に返済できなくなるリスクです。

借手企業がお金を投資家に返済できなくなるケースには、借手企業の倒産、運用の失敗などがあります。

流動性リスク

貸付を開始してから償還されるまでの間、お金を引き出すこと(解約)はできません。

株の場合、購入後、お金が必要になったら売却できます。
経済危機が生じ、株価が半値になったとしても、売却できます。

しかし、ソシャレンでは、運用期間中、いっさい売却や解約はできません。

一般的に、想定運用期間が長ければ長いほど、
想定利回りが高ければ高いほど、
リスクは高まります。

リスクをゼロにできない

さて、リスクを3つかあげたところで、リスクをゼロにできるのかといえば、、、答えはNoです。

リスクは、ゼロにできません。
ですので、リスク対策します。

1. 可能な限りリスクに直面する機会を減らす
2. リスクに直面してしまったら、可能な限り、損害を少なくする

リスク対策の考え方はこのとおりです。

投資前にリスク度合いをチェックします。

リスクチェック表でリスク度合いをチェック

リスクチェック表とは

今回、リスク度合いをチェックする目的で、リスクチェック表を作成しました。
ソシャレンリスクチェック表 Rev2
リスクチェック表です。

リスクチェック表は、投資前に使用します。

リスクチェック表は、すべての項目に合格、すなわち、満点でなければ、投資不可というわけではありません。

むしろ、チェック項目のチェックし忘れ防止として、リスクチェック表を活用できますよ。

リスクチェック表を使った投資の流れは以下のとおりです。
1. 投資前にリスクチェック表をチェック、リスク度合いを算出する
2. リスク度合いとリターンのバランスを天秤にかけ、合否を判定する

リスクチェック表の注意点

  • リスクチェック表が満点だから「安全」というわけではありません。しかし、リスクチェック表のチェックをしないで投資するよりは、ましです。
  • ファンドによっては、他にリスクがあります。例えば、海外ファンドの場合、為替リスク、カントリーリスクなどです。

チェック項目の補足

次に、チェック項目を補足しますね。

運営会社
このチェック項目は、重要です。
慎重にすることをおすすめします。

運営会社がトラブルをおこさなそうか、
運営会社が倒産しなさそうかをチェックします。

といっても、SBIソーシャルレンディングは、
チェック項目は合格ですが、
トラブルを起こしました。

絶対はありませんよ。

自分自身が理解できるか
ファンドにおいて、その資金使途は重要です。

資金使途が明確なら、貸付から返却までの流れも大体決まるけど、
あいまいなら、その流れの不確かさが増すのだそうです。

資金使途・ファンドの貸付から返却までの流れ・担保などの保全対策を、
自分自身が理解できるかをチェックしましょう。

それを理解できないのなら、
そのファンドのどこにリスクがありそう、
その担保などの保全対策だとリスクありそう、
とかもよくわからないかもしれません。

さらに、理解できない理由は、実は、ファンド側の問題(スキームや保全対策が複雑でわかりにくく、リスクが潜んでいるなど)かもしれません。

借手企業
借手企業の業績、財務をチェックします。

ただし、「担保や保証」(後述します)などの保全対策が充分なら、借手企業の業績、財務に若干不安があっても、投資するという判断はありです。

運用期間
運用期間は、長すぎないか。

運用期間が、長ければ長いほど、リスクは増すと考えられます。

参考までに、運用期間2年は、運用期間1年の2倍、リスクが高くなると、もんは考えるようにしています。

担保や保証
  • 物的担保はあるか?物的担保は、不動産担保はわかりやすい(素人のぼくは、例えば、何かの権利といわれても、その価値、LTVが判断できないことがある。そういうケースは投資しない)
  • 担保が都心不動産の場合、LTV(Loan to Value)は、80%以上ある?できたら70%をめざす。担保に抵当権が設定されている場合、その優先順位を考慮してLTVを考えましょう。
  • 物的担保が不動産の場合、不動産流動性は大丈夫そうか?例えば、地方の田舎でLTV50%といわれても、そもそもニーズがあるのかよくわかりません。
  • 物的担保が不動産担保以外の場合、それの具体的な価値、LTVはOK?
  • 自分自身が担保を理解できるか。資金使途のケースと似ていますが、自分自身が、担保内容、特にリスクを理解できないのは、自分自身の勉強不足かもしれませんが、担保自体が複雑で問題があるかもしれません。
  • 保証はあるか?保証の内容が、保証会社が返済の責任を負う場合、保証会社の業績、財務情報をチェック
  • 保証はあるか?保証の内容が、借手企業や親会社が返済の責任を負う場合、借手企業や親会社の業績、財務情報をチェック
  • 保証はあるが、保証の内容が上記以外の場合、例えば、個人の連帯保証だったら、合格にしません。どこの誰だかわからない個人の連帯保証といわれても保証として機能するのかよくわかりません。

さらなるリスク対策


チェック項目がすべて合格なら安全というわけではありません。

そのため、万が一に直面したときの損害を少なくするための対策をとります。
対策は以下のとおりです。
  • 分散投資する。分散させるのは、投資金、テーマ、事業者など
  • 余剰資金で投資する
テーマの分散
テーマがかたよりすぎてると、そのテーマが傾いたらそのテーマのファンドの貸し倒れリスクも高まります。

【テーマ一覧】
ソーシャルレンディングで取り扱いのあるテーマはざっくり以下のような感じです。
事業者により取り扱うテーマは異なります。

さいごに

✔ソーシャルレンディングには大きく3つのリスクがある
✔リスクをゼロにはできない
✔投資前にリスクチェックする
✔リスクチェック漏れを防ぐ目的で、リスクチェック表を作成した

まとめです。

リスクチェック漏れ防止にリスクチェック表をご活用いただけますと幸いです。

ではでは。

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