- ソーシャルレンディング・不動産CFのおすすめは?
- 高利回り系ソシャレン・不動産CFはどこ?
- 上場企業系ソシャレン・不動産CFはどこ?
初心者の方には、どれを選べばよいの?となるかもしれません。
そこで、不労所得でセミリタイアし、ソシャレン&不動産CFに1,000万超投資中のもん(@saborumon)が、ソシャレン・不動産CF事業者の特徴、メリットデメリットを徹底比較します。
投資前の参考情報としてご活用ください。
✔上場系 不動産CF
✔非上場&創業20年超 不動産CF
✔高利回り系 ソシャレン&不動産CF
✔その他 ソシャレン
事業者をこの5ジャンルに分類、比較します。
まいど!
1. 事業者を特徴づける4つのポイント
2. 上場系ソシャレン徹底比較
-. AGクラウドファンディング
-. OwnersBook
-. COOL(クール)
-. J.LENDING
3. ソシャレン徹底比較
-. Funds(ファンズ)
-. Bankers(バンカーズ)
-. クラウドバンク
-. CAPIMA
4. 上場系不動産CF徹底比較
-. Jointα(ジョイントアルファ)
-. Rimple(リンプル)
-. KORYO Funding
-. プレファン
-. 大家.com(大家どっとこむ)
-. 信長ファンディング
-. プロパティプラス
-. 72CROWD
-. bitRealty
5. 非上場&創業20年超系不動産CF徹底比較
-. SOLS
-. えんfunding
-. ちょこっと不動産
6. 高利回り系徹底比較
-. 不動産BANK
-. 汐留ファンディング
-. CUZUCHI(コヅチ)
-. 利回り不動産
-. FUNDROP
-. victory fund
-. TECROWD
事業者を特徴づける4つのポイント
事業者を比較する際、どのポイントに着目すればよいのでしょうか。
✔貸し倒れ・遅延リスク
✔流動性リスク
ソシャレン・不動産CFにはこのようなリスクがあります。
✔非上場、かつ、創業20年超企業による運営
✔上場企業に投資できるファンドが主軸
✔利回り6%超
事業者を分類するためのキーワードです。
一方で、リスクという観点からの分類にもなります。
上場企業による運営
上場企業(含む上場グループ企業)による運営をあらわします。
運営会社が、上場企業であれば安心というわけではありません。
上場企業子会社が運営するソシャレンで、実際にトラブルが起きたこともあります。
一方で、上場企業は、定期的に外部機関による監査を受けた業績・財務情報を公開します。
投資家はその情報を投資判断に活用できます。
さらに、上場企業には、コンプライアンス管理が必要になるなど、投資家にとって、プラス材料になると考えます。
非上場&創業20年超企業による運営
非上場ながら、創業20年超企業による運営をあらわします。
創業しても倒産する企業は、数多くあります。
一般的に、創業後年数がたつにつれ、倒産する企業数の割合は減ります。
創業して間もない企業より、事業経験が長いほど、信用リスクは下がると考えます。
さらに、創業20年超だと、リーマンショックを乗り越えてますよね。
上場企業に投資できるファンドが主軸
「上場企業に投資できる、かつ、リコースローン」という条件のファンドが多いことをあらわします。
リコースローンとは、お金の借手企業は、デフォルトなどお金を返済できなくならない限り、貸手(投資家)に元本および利子を返済しなくてはいけません。
利回り6%超
想定利回り6%超、すなわち、相対的に高利回りなファンドが多いことをあらわします。
一般的に、リターン(想定利回り)が高ければリスクも高くなります。
高利回り系は、リスクをとりつつ、リターンをねらいたい人向けと考えてください。
1行コメント
特徴:他に無いことはないが、事業者の特徴といえる
〇:メリット
△:デメリット
1行コメントの先頭マークの意味は、このとおりです。
上場系ソシャレン徹底比較
AGクラウドファンディング
- ユニーク:東証プライム上場アイフルに投資するアイフルファンドが募集される
- 〇:純資産1,000億規模東証プライム上場グループ企業運営
- 特徴:想定利回り約1%のアイフルファンドと高利回りの不動産担保型ファンドが募集される
- 特徴:アイフルファンドは、人によっては利回り低すぎ、あるいは、銀行預金に比べたら全然高いしいいのでは?など受けとられ方がわかれそう
OwnersBook(オーナーズブック)
- 〇:2014年サービス開始したソシャレン界隈の老舗。実績を蓄積
- 〇:純資産190億超上場企業グループ企業運営 ※R5/12実績
- 〇:すべてのファンドに首都圏不動産担保あり。かつ、LTV80%以下
- △:クリック合戦になりがち。投資したくても、できないことも多い
- △:運用期間が相対的に長い。24カ月超のファンドが多い
✔運用期間が長いほど、不確実性が増え、リスクも増す
✔運用期間が短いほど、再投資の手間が増え、投資家の手間(負担)が増す
運用期間の長さはリスクと手間のトレードオフ
ファンド募集は少ないけど、上場企業運営、利回りも低くはなく、クリック合戦なし、穴場感あり。おすすめ!
J.LENDING
- ユニーク:最小投資額50万から
- 特徴:上場グループ企業運営ながら、想定利回り5%以上。相対的に高利回り
- 〇:クリック合戦になるのはまれ。投資しやすい
ファンド募集が先着で行われる際、応募が集中すること。クリックで手間取っている間に募集総額に到達、結果、投資できないことがある。
J.LENDLINGも、上場企業運営、利回り高め、穴場感ありです!
ソシャレン徹底比較
ソシャレン事業者の利回り・メリットデメリットを徹底比較します。Funds(ファンズ)
- 〇:上場企業へ投資できるファンドが多い
- 〇:ファンド組成企業が貸手企業になることができる。ファンド組成企業が借手企業になる場合、Fundsが倒産して、個人投資家の元本が欠損するのは、Fundsに元本がある期間に限定される
- ユニーク:投資家と借手企業をつなげる仕組みやFunds優待など単なる投資以外の価値創造も
- △:人気ファンドでは、クリック合戦に勝ちぬく、もしくは、抽選にパスしないと投資できない
- 特徴:利回り1~2%台までがほとんど。相対的に利回り低め
国内インフレ率2%キープがみえてきて、政策金利がアップ。が、Funds利回りは以前と変わらず、Fundsは様子見かな...
Bankers(バンカーズ)
- ユニーク:地域医療ファンドなど他にないユニークなファンドがある
- 〇:都心不動産担保LTV40%など、好条件のファンドがあることも
- ユニーク:海外ファンドのクラウドクレジットを統合することで、海外ファンドが募集される
- 特徴:以前は利回り2%など利回り相対的に低めだったが、利回り4%以上が多くなってきた。その分リスクもアップか
💡LTVとは
LTVとは、Loan to valueの略で、融資額に対する担保評価額の割合(%)のこと。LTVの数値が小さい程、融資額に対する評価額の余裕度が大きくなる。
クラウドバンク
- 〇:2013年からサービス開始。ソシャレン界きっての老舗。実績蓄積。
- 〇:上場企業へ投資できるファンドがたまに募集される
- 〇:都心不動産担保つきファンドがたまに募集される
- 特徴:太陽光など再生可能エネルギー系、海外不動産系が多い
- 〇:ファンド募集数多め
再生可能エネルギー系、海外不動産系は個人的にパスしてます!
CAPIMA(キャピマ)
- 〇:バラエティに富むファンド
- 特徴:想定利回り4%から。相対的に利回り高め
- △:運営企業アバンティ社信用面未知数
- 〇:コンスタントなファンド募集
- 〇:特別優待が楽しめる
上場系不動産CF徹底比較
Jointoα(ジョイントアルファ)
- 〇:純資産370億超東証スタンダード上場企業運営 ※R6/6実績
- 〇:情報公開度が高い。ファンド収支明細も公開
- 特徴:エリア分散型ファンドが人気。募集規模が大きく、ひとつのファンドで分散効果を図れる
- 特徴:ファンド募集時抽選倍率1,000%超えることも。投資しづらい。エリア分散型ファンドは規模が大きく投資しやすい
- 特徴:利回り2.5%から
Rimple(リンプル)
- 〇:純資産100億超東証プライム上場企業子会社運営 ※R6/3実績
- 〇:情報公開度が高い。ファンド収支明細も公開
- 特徴:かつては抽選倍率1,000%もあったが、300%台など、落ち着いてきた(24/5)
- 〇:月2回ファンド募集される。ファンド募集数トップクラス
- 特徴:利回り2%台。相対的に利回り低め
KORYO Funding
- 特徴:創業40年超&純資産40億超東証スタンダード上場企業運営
- 特徴:投資対象は茨城多め。地域密着型
- 特徴:ほとんどのファンドがインカムゲイン型
- 〇:コンスタントなファンド募集
不動産CFでよく登場する用語。キャピタルゲイン型とは、不動産の売却益が配当原資となる。インカムゲイン型とは、不動産の賃貸料が配当原資となる。ファンドによっては、キャピタルゲイン型とインカムゲイン型の両方が配当原資となることもある
プレファン
- 特徴:関西&プレサンス開発投資用マンション、ファミリー向けマンション中心
- 特徴:利回り4%台
- △:最近ファンド募集なく、募集再開待ち
- △:劣後出資割合が低下傾向
保全対策(損をするリスクを低減する対策)として優先劣後方式があります。
優先出資側は、投資家。
劣後出資側は、運営会社。
運用が想定通りにならず損失が出た場合、劣後出資相当分までの損失を、投資家より優先的に運営会社が負担します。
例えば、劣後出資割合30%にて、損が生じる場合、運営会社が30%分までの損をカバーします。
劣後出資割合以外が同条件のファンドがあるとします。この場合、劣後出資割合が低いほど、損をするリスクが増えるということです。
大家.com(大家どっとこむ)
- 〇:ファンド募集数多い
- 〇:クリック合戦になることもあるが、比較的投資しやすい
- 特徴:自社所有物件インカムゲイン型ファンドがある
信長ファンディング
プロパティプラス
- 〇:東証プライム上場グループ企業運営
- 〇:ファンド募集がしばらくなかったが、24年10月募集再開!
72CROWD
- 〇:純資産60億超東証プライム上場グループ企業運営
- 特徴:ファンド募集数は少ないものの、断続的に募集される
bitREALTY
- 〇:東証プライム上場グループ企業運営
- ユニーク:投資最小額50万から
- 特徴:利回り最大3.5%。相対的に利回り低め
非上場&創業20年超系不動産CF徹底比較
つぎに、非上場企業&創業20年超企業運営による不動産CFの利回り・メリットデメリットを比較します。SOLS
- 特徴:劣後出資割合が高い
- ユニーク:高齢者向け施設など投資先がユニーク
- ユニーク:ファンド種類が匿名組合、任意組合、出し入れ自由の3タイプ
えんfunding
- ユニーク:福岡市&デザイナーズマンションが投資対象
- 〇:月に1つ以上ファンド募集あり。ファンド募集数多め
- 特徴:利回り3%台。相対的に利回り低め
ちょこっと不動産
- ユニーク:東京郊外不動産に特化。なにげにユニーク
- 特徴:劣後出資割合が高め
- 特徴:運用期間短め&利回り3%台後半
- 特徴:非上場ながら、創業20年超&純資産30億超
非上場ながら創業20年超&純資産30億超。穴場感ありです!
高利回り系徹底比較
高利回り系事業者を徹底比較します。利回り6%超のファンドが多い事業者を高利回り系とします。
高利回り⇒高リスクでもあることを忘れずに。
不動産BANK
- 特徴:中古1棟物件を改修、リーシングすることで想定利回り6%の高利回り実現
- △:最近ファンド募集なし。今後に期待
汐留ファンディング
- 特徴:想定利回り、当初10%より下落傾向だが7%から。相対的に高利回り
- △:ファンド募集少ない
COZUCHI(コヅチ)
- 特徴:想定利回り20%ファンドもある。相対的に高利回り
- ユニーク:不動産に背景や事情があることが多い
- 〇:キャピタルゲインの一部を投資家に分配
- 〇:ファンド募集数多め
- 特徴:自己資本比率低めで攻める事業運営
- 特徴:抽選にはずれてもCOZUCHIポイントがたまる。COZUCHIポイントを使えば、抽選に当選しやすくなる
COZUCHIのファンドには、背景や事情があって面白いですよ
利回り不動産
- 特徴:想定利回り6%超がほとんど。8%案件もある。相対的に高利回り
- △:先着方式ではクリック合戦。抽選方式では抽選倍率100%超が多い。投資しにくいのを忍耐強く我慢する気持ちで。
- △:小規模非上場企業運営。信用面未知数 ※純資産10億未満を小規模としています
FUNDROP
- 特徴:インカムゲイン型ファンドが多い
- 特徴:想定利回り5%超、相対的に高利回り
- 特徴:小規模非上場企業ながら自己資本比率50%超の無理しない事業運営 ※R6/3
victory fund
- 特徴:想定利回り8%から。高利回り系事業者。
- ユニーク:リノベーションなどによるバリューアップをねらうプロジェクト型案件が得意。相対的にリスクが高く高利回り
- 〇:ファンド募集数は多くはないが、継続的に募集している
- △:劣後出資割合が低下傾向
断然に高利回り系!リスクも高いことをお忘れなく!
TECROWD
- ユニーク:モンゴルなど新興国不動産が投資対象。最近国内不動産も
- 特徴:新興国やプロジェクト案件など相対的に高利回りなファンド多い
- △:カントリーリスクなど海外案件ゆえのリスクあり